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更年期に関節痛が増える理由

① 女性ホルモンの減少で指や腱に負担がかかる

「朝起きると指がこわばる」「指を曲げるとカクンと引っかかる」「第一関節が痛くなってきた」などの症状は、更年期世代の女性に多くみられます。

その大きな原因の一つが、女性ホルモンであるエストロゲンの減少です。エストロゲンには、骨だけでなく腱や靭帯、関節などの結合組織を健康に保ち、炎症を抑える働きがあります。

更年期になるとエストロゲンが減少することで、腱や関節が炎症を起こしやすくなり、手指の痛みや動かしにくさにつながります。

 

② ばね指やヘバーデン結節は更年期に多い症状

ばね指は、指を動かす腱と、それを包む腱鞘(けんしょう)に炎症が起こることで発症します。炎症によって腱の動きが悪くなり、指を曲げ伸ばしすると「カクン」と跳ねるような動きが現れます。

一方、ヘバーデン結節は指の第一関節が変形し、痛みや腫れが生じる病気です。原因は完全には解明されていませんが、更年期以降の女性に多くみられることから、女性ホルモンの変化との関連が強く考えられています。

どちらも初期のうちに適切なケアを行うことが大切です。

③ 日常生活での手の使い過ぎも症状を悪化させる

手は毎日休むことなく使う部位です。

料理や洗濯、掃除、スマートフォンの操作、パソコン作業など、日常生活には指を繰り返し使う動作が数多くあります。

更年期で腱や関節がデリケートになっている状態では、こうした負担が積み重なることで炎症が悪化しやすくなります。

また、睡眠不足やストレス、自律神経の乱れも痛みを感じやすくする要因となるため、身体全体のコンディションを整えることも重要です。

 

④ 早めのケアが症状の悪化を防ぐ

手指の痛みは「年齢だから仕方ない」と我慢してしまう方が少なくありません。

しかし、炎症が強い時期に無理を続けると、症状が長引いたり関節の変形が進んだりすることがあります。

痛みがある場合は負担を減らし、必要に応じてサポーターやテーピングを活用することも有効です。また、手だけでなく姿勢や肩・首の緊張を改善し、血流や自律神経を整えることも症状の軽減につながります。

更年期の手指の痛みは、身体からの大切なサインです。早めに原因を理解し、適切なケアを始めることで、日常生活への影響を少なくすることが期待できます。

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