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慢性疲労症候群とは、十分に休んでいるはずなのに朝の目覚めが悪く、身体が重い、やる気も出てこない、何もしたくない・・・こんな症状を慢性的に感じてしまうことを言います。
季節や環境の変化が影響することももちろんありますが、脳の仕組み的に現代人はこの慢性疲労を感じやすい状況にあると言われています。
この状況を脱するには、まずそのメカニズムを理解するところから始めていきましょう。
〜慢性疲労のメカニズム〜
まず初めに、なかなか疲れが取れないという慢性的な疲労に陥る脳のメカニズムについて解説をしていきましょう。
人は脳によっていろいろなことを計画したり実行したり、はたまたストレスを前にしても気持ちを落ち着かせたり、怒りを感じたとしても表には出さないようにグッと堪えたりするなど、その活動範囲は大変広く、少なくとも私たちが意識的に行なっていることは全て脳の働きによるものです。
このような仕事を脳がこなし続けていると、当然疲れます。しかし、疲れたままでいるということはなく、主に睡眠によって回復します。例えば、特に悩みなどもない子供時代では、一日中遊び続け、布団に入った瞬間に寝てしまうなど、脳が疲れていたとしても一度ぐっすりと寝てしまえば、もと通りシャキッとした状態に戻っていたはずです。それが本来あるべき脳の姿です。
しかし、私たちは大人になるにつれて、いろいろなことを経験し様々なストレスにさらされるようになると、そうした脳の回復機能が正常に働きにくくなり、そしてまさに、寝ても疲れが取れないという慢性的な疲労状態に陥ります。この時、どんなことが起きているのかというと、目の前にストレスファクターがなくてもずっとストレスを感じ続け、脳が休まるタイミングを見失い、疲弊しているのです。
どうしてそのような状態になってしまうのでしょうか?
それは精神的ストレスを感じた時に活性化する脳の部分が、記憶を司る部分と繋がっており、例え目の前にストレスとなる要因がなかったとしても、記憶の中からストレスを感じた時のことを引っ張り出して、まるで目の前にストレスがあるかのように脳が働いてしまうからなのです。
この仕組みは、例えば将来のことを考える時にも同様に働きます。将来のことを考えていると言えども、その時ストレスを感じるようなこと(将来への不安や心配事)を考えてしまうと、どうしても脳は疲れてしまうのです。するとどうなるのかというと、脳の中で嫌なことがある度にどんどん湧き上がってしまい、もっと嫌なことが出てきてしまうから余計に脳が疲れてしまうという悪循環に陥ってしまうのです。
しかし、そんなことを言ってしまうと『慢性疲労』は避けようのないことのように思えますよね?現代社会ではどうしてもストレスは避けようのない世の中ですし、将来のことも考えないわけにはいきません。
ただ、私たちの脳には、こうした脳の働きを制御し、精神のバランスを取ろうとする働きが備わっています。
それが『セロトニン』の働きです。
〜セロトニンの働き〜
セロトニンは脳内の神経伝達物質の一つで、
・精神のバランスを整える、すっきりとした覚醒状態をもたらす、自律神経の交換をスムーズにする・・・などの働きがあります。
脳内のセロトニンの働きが低下してしまうとどうなるのか?
情緒不安定になる、気分がモヤモヤしてスッキリしない、寝つきにくく朝起きづらくなる・・・など良くないことばかりです。そしてセロトニン不足が継続してしまうと、疲労の悪循環・・・慢性疲労の状態となってしまうのです。今、あなたがこのような状況にあるのなら、それはセロトニンが不足し、疲れやすい脳になっていますので、まずやるべきことは、脳内のセロトニンを増やすことを実践していくことです。
その実践方法を順にご紹介していきます。
〜セロトニン神経を活性化する方法3選〜
セロトニンは脳内にあるセロトニン神経から分泌されます。このセロトニン神経が活性化することで、セロトニンが十分に分泌されますので、精神の安定や慢性疲労からの脱却に期待が持てます。といっても、難しいことではありません。ちょっとしたことを普段の生活に取り入れれば良いのです。
①太陽の光に当たる
人間の脳は、目から入って刺激を電気信号として受け取り、セロトニン神経を活性化する仕組みが備わっています。光を浴びる目安は朝起きて5分以上屋外に出て太陽の光を浴びることです。残念ながら、室内の蛍光灯ではそのような効果を得ることはできません。その理由として、太陽の光は10,000lxもの光量があるのに対し、蛍光灯の光は500ルクスしかないからです。その光量ではセロトニン神経は刺激されません。
ちなみに曇りや雨の日でも、室内の明るさよりも光量が多いので、セロトニン神経の活性化に繋がるとされています。ですので、毎日晴れの日はもちろんのこと曇りの日でも雨の日雨でも、5分以上は外に出て、日光を浴びるようにしてください。
②リズム運動をする
セロトニン神経はリズミカルな動きによって活性化されることが分かっています。それは、何も特別なことではなく、歩くことや食べ物を噛むこと、呼吸をすることで十分なのです。その効果を最大限に発揮させるためには、気持ちを落ち着かせて意識的に取り組むことです。
意識的にテンポよく歩く・・・心の中で『イチ、ニ、イチ、ニ』とカウントしながら歩くこと。
食事の際に1口30回を目標に意識的に咀嚼すること。
仕事の合間に深呼吸を意識的に行うこと。
こういったことを、生活の中に取り入れてみてください。
③セロトニンを増やす食べ物を摂取する
セロトニンの合成に必要なものは、トリプトファン(必須アミノ酸の1つ)ビタミンB6、炭水化物です。
トリプトファンを多く含む食べ物は、チーズや牛乳、ヨーグルトなどの乳製品、豆腐や納豆などの大豆製品、アボカドやピーナッツなどがあります。
ビタミンB6を多く含む食べ物は、豚肉や青魚、レバー、ニンニク、玄米などがあります。
また、トリプトファンとビタミンB6がバランスよく含まれるものがバナナです。
毎日の食事の中で、意識的に摂取できるよう心掛けてみてください。
いかがでしたでしょうか?
慢性疲労とは、ただの肉体的な疲労ではなく『脳の疲労』が深く関係しています。寝れば回復するのは肉体的な疲労場合です。脳の疲労を放置してしまうことで、疲労の悪循環に陥り、メンタル面の崩壊にも繋がりまねません。
ぜひ、慢性疲労のメカニズムをご理解いただき、毎日の生活の中で、セロトニン神経の活性化になる習慣を身につけていただければと思います。
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