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更年期になると、「骨粗しょう症になりやすい」「身長が縮む」「骨折しやすくなる」と言われます。
実際に女性は閉経後の約10年間で骨密度が大きく低下するとされており、骨の健康にとって更年期は非常に重要な時期です。
では、なぜ更年期になると骨密度が低下するのでしょうか。
その中心にあるのが、女性ホルモンである「エストロゲン」の減少です。
①骨は常に作り替えられている
まず知っておきたいのが、骨は一度作られたら終わりではないということです。
骨の中では毎日、
が繰り返されています。
骨を壊す細胞を「破骨細胞」、骨を作る細胞を「骨芽細胞」と呼びます。
若い頃はこのバランスが保たれているため、骨密度は維持されます。
しかし更年期になると、このバランスが崩れ始めます。
②エストロゲンには骨を守る働きがある
エストロゲンは女性らしさを作るだけのホルモンではありません。
実は骨を守る重要な役割があります。
エストロゲンには、
という働きがあります。
つまりエストロゲンは、骨が壊され過ぎないようにブレーキをかけているのです。
ところが更年期になると卵巣機能が低下し、エストロゲンの分泌量が急激に減少します。
すると破骨細胞へのブレーキが外れ、
「骨を壊すスピード > 骨を作るスピード」
という状態になります。
その結果、骨密度がどんどん低下していきます。
③カルシウムの吸収も低下する
骨の主成分はカルシウムです。
しかし、更年期ではカルシウムを摂取していても十分に利用できなくなることがあります。
その理由の一つがエストロゲンの減少です。
エストロゲンには腸でのカルシウム吸収を助ける働きがあります。
若い頃は食事から摂ったカルシウムを効率よく吸収できますが、更年期以降は吸収率が低下します。
例えば同じ牛乳を飲んでも、
では体内に取り込まれる量が異なります。
そのため更年期以降は意識してカルシウムを摂る必要があります。
④ビタミンDが不足しやすくなる
カルシウムの吸収に欠かせないのがビタミンDです。
ビタミンDは、
という重要な働きをしています。
いくらカルシウムを摂っても、ビタミンDが不足していると十分に吸収できません。
ビタミンDは主に、
ことで作られます。
しかし更年期世代では、
などによって不足しやすくなっています。
ビタミンD不足になると、体は血液中のカルシウム濃度を保つために骨からカルシウムを取り出します。
これも骨密度低下の原因になります。
⑤腸内環境も影響する
近年の研究では、腸内環境も骨密度に関係することが分かってきました。
腸内環境が悪化すると、
が起こります。
更年期ではホルモンバランスの変化により腸内環境も乱れやすくなるため、骨への影響が大きくなると考えられています。
⑥筋肉量の低下も骨を弱くする
更年期では筋肉量も減少しやすくなります。
骨は筋肉から引っ張られる刺激によって強くなります。
そのため、
が続くと骨への刺激が減り、骨形成も低下します。
特に閉経後は筋肉量と骨密度が同時に低下しやすくなります。
これを放置すると、
という悪循環に陥ります。
などを積極的に摂りましょう。
を食べることに加え、適度な日光浴も大切です。
骨は荷重刺激によって強くなります。
などの運動は骨密度維持に効果的です。
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